2023年03月15日

ダウン症児家族のおしゃべり広場を訪問しました!

令和4年度訪問事業No.270-16
訪問先:ココラポ〜ダウン症児親子のおしゃべり広場〜
2023年2月11日(土曜日)(訪問スタッフ 長尾)
一宮市市民活動支援センター 会議室にて

■ココラポ〜ダウン症児親子のおしゃべり広場〜とは
 妊娠中にダウン症の疑いがある、ダウン症児を出産し不安に思ってる親御さんに寄り添い、当事者じゃなければ分からない悩みや情報を共有している団体です。ふらっと寄っておしゃべりするカフェのような感覚でご利用いただけます。市役所等にチラシを配置し、保健師さんやSNS発信でココラポを周知しています。

 (いちのみや市民活動情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=577

■ダウン症児家族のおしゃべり広場を訪問しました!
 一宮市市民活動支援センターのAB 会議室にて、「ダウン症児家族のおしゃべり広場」が開催されました。この日はダウン症児のお子様の指先に刺激を与えること、一緒に参加したきょうだい児も楽しめることを目的としたカレンダー作成も行われました。またICC の取材もあり、会議室の中には、ボランティア「あおいとり」とコラボしたフォトブースを設けられていました。

※ボランティア「あおいとり」とは
ハンディキャップがあるお子さんとその家族を対象とした、出張フォトブースのボランティアをしています。

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 代表の小島さんにインタビューしました!

■団体をはじめたきっかけは?
 個人的にダウン症児の親子とSNS で繋がりを持ち、お会いしたりしていました。名古屋市でダウン症児家族の集まりをやっていた友人より一宮市でもやらないかと誘われて、自分も市内で集まりを主催したいと思い、活動をはじめました。

■最近の活動の様子は?
 ダウン症児親子の情報交換をメインに活動しています。赤ちゃんの通院や療育について、離乳食の開始時期など、参加されたご家族のお子さんの月齢や年齢によって様々なお話しをしています。

■活動の中で印象的だったエピソードは?
 ダウン症をもつお子さんならではの悩みを話し合う中で、私自身も同じ悩みを抱えていたなと感じることがたくさんあります。ある悩みに対して私が試行錯誤したことや成功体験などをSNSで発信すると、予想もしないほど多くの方から悩みが解決したと報告を受けました。当時は苦労して大変な思いをしましたが、この経験が誰かの役に立てるなんて思いもしませんでしたし、やりがいを感じた瞬間でした。
また、医療ケアが必要なお子さんのご家族から話を聞く機会がありました。ダウン症だけでなく、もっと幅広い知識や情報を得たいと思い、それが他のお子さんを支援する団体と繋がるきっかけになりました。

■活動上の課題や、困りごとは?
 資金がない事と、一緒におしゃべり広場へ参加するきょうだい児につまらないと思われないような活動にする事が課題です。ダウン症児家族を対象としていますが、一緒に来るきょうだい児たちにも第三者と話せる居場所にしたいと考えています。そのため無理やり連れてこられてつまらないと思われないよう、ダウン症児ときょうだい児がみんなで一緒に遊べる企画を考えています。

■今後の展望は?
 もうやいこブースなど、地域のイベントに出てみたいです。

■今後のイベント予定を教えて下さい
 英語の先生と知り合う機会があったので、5 月に英語のミニ体験会を企画しています。

■団体を訪問して(スタッフ 長尾)
 参加者の皆さんは元気いっぱいで楽しそうに活動に参加されており、不安を抱えて参加された方でもリフレッシュできるような心強い活動だと感じました。
 また小島さんがインタビューの中で、一緒に来るきょうだい児も楽しめる、第三の居場所にしたいと話されていたことが印象的で、ダウン症児の家族全員のことを考えて活動されていることが伝わってきました。
 ダウン症児のお子さんを持ち、不安を抱えている方にこの活動が届くよう、センタースタッフとして微力ながら応援していきたいです。

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posted by iCASC at 11:20| インタビュー(訪問事業)

2023年03月12日

「カキラ一宮サークル」新しい団体の紹介です。

令和4年度訪問事業No.271-17
訪問先:カキラ一宮サークル
日時:2023年2月18日(土)(訪問スタッフ 川井)


「カキラ」は関節のカ・機能改善のキ・楽にするラ から頭文字を1文字入れた造語になります。背骨や骨盤などの体幹の関節を整える健康体操です。
腰痛・肩こり・その他原因不明の不調の改善を目的としています。
しかし、一宮市近郊でレッスンをしている所はほとんどありません。
そのため、カキラ一宮サークルを通じて、この一宮の皆様にカキラを紹介し、一宮の皆様の健康の一助となれば幸いです。
※「KaQiLa〜カキラ〜ろっ骨エクササイズ」は考案者の己抄呼〜Misako〜のメソッドです。また、THD,Japan 〜日本総合健康指導協会〜が商標登録しています。レッスンは協会が認定したインストラクター(カキラリスト)のみが行えます。

情報サイトより
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=590


代表の土川さんにお話を伺いました。

■団体をはじめたきっかけは?
 自分自身カキラで体が動かしやすくなるなど、効果に即効性があることを実感しました。
しかしながら一宮市近郊でレッスンをしている所はほとんどありません。そのため、カキラ一宮サークルを通じて一宮のみなさんにカキラを紹介し、健康を維持してほしいと思ったことがきっかけです。

■最近の活動を教えてください。
 支援センターで月2回、向山公民館で月5回ほど活動を行っています。

■活動の中で印象的なことは?
 来てくださる方たちの身体の変化です。カキラを行う前と後でボディチェックを行うのですが、身体の回旋可動域の広がる方がほとんどで、それが印象的です。また、身体が軽くなったよと参加したみなさんが言ってくださり、それがとても嬉しいです。

■活動上の課題や困りごとは?
 もっとたくさんの方に知ってもらうにはどうすればいいのかが課題です。

■支援センターに対するご意見やご要望はありますか?
 センタ―主催のシビックスクールで動画作成の講座を受けられたことに感謝しています。

■団体を訪問・体験してみて(スタッフ:川井)
 背骨や骨盤などの体幹の関節を整える健康体操と聞いて骨をポキポキ鳴らす体操を想像してしまった私ですが、そんなことはなくがんばらなくていいストレッチがカキラというものでした。
音楽に合わせて行うカキラは私が今までにやったことのない身体の動きの連続で、普段伸ばさない箇所を伸ばすことがとても気持ちよく感じられました。ついがんばってしまいそうになりますが、自分のできる範囲で行うところ、がんばらなくていいところが長く続けられる秘訣なのかもしれません。そのこともあってか、参加されているみなさんは長く定期的に通われている方ばかりでした。
 土川さんにカキラのいいところを聞くと、上がらなかった腕が上がるようになったり、身体の可動域が広がるなど、効果がすぐに実感できることだそうです。私も床に付かなかった手が付き、ゴリゴリと凝り固まっていた肩が随分楽になりました。

 支援センターの登録団体では健康目的の団体が数多くあり、カキラ一宮サークルもそのひとつです。健康に過ごしていくために様々な団体のイベントに参加し、ご自分に合った健康法を見つけてみませんか。


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代表の土川さん

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向山公民館での様子

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ストレートネック改善
頸椎周りの関節を整えます。

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肩こり改善
右と左のろっ骨の違う動きで、背骨をほぐします。

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腰痛改善
ろっ骨を引き上げて背骨をほぐします。
posted by iCASC at 11:09| インタビュー(訪問事業)

2023年02月04日

プロギング木曽川町の活動に訪問しました!

令和4年度訪問事業No269-15
訪問先:プロギング木曽川町
2023年1月21日(土曜日) (訪問スタッフ 魚住)
木曽川町内にて

●プロギング木曽川町とは?
 プロギングとは、ウォーキングやジョギングをしながらごみ拾いをするNewSDGsスポーツです。
地域でプロギングを定期的に開催することで、参加者の社会貢献と運動不足解消を促進し、市民のゴミ問題への関心を高めます。

▼情報サイト
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=566

●1月21日(土)7:00〜8:00プロギングに参加しました!
 今まで開催した中で一番では…と言われるほど寒い日でした。全員で走る時間をとって、体を温めながらゴミ拾いをしました。

▼1人1つ袋を貰い、朝陽を浴びながら出発。
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代表の高木さんにお話を伺いました。

●団体をはじめたきっかけは?
 2022年2月に初めて「プロギング」というスポーツを知り、息子と久屋大通で行われている会に参加しました。そこで、社会貢献をしながらスポーツとして楽しめるプロギングの良さに2人とも見事にハマったのが始まりでした。わざわざ遠くの会に参加しなくても地元木曽川町でもできる!と思い、そこからすぐに市民活動支援センターへ活動を始めるにはどうしたら良いか相談に行きました。


●最近の活動の様子は?
 月に1回、土曜日に木曽川町周辺でプロギングを行っています。雨天は中止ですが、イオンモール木曽川周辺、奥町公園周辺、東海北陸自動車道下周辺の3ルートのどこかを回っています。
 また、週2,3回行っているソロプロギングもTwitterにアップしています。こちらは、あと少しで100回です!
▼団体のTwitterアカウント(@ttttttyuka)
https://twitter.com/ttttttyuka

▼1月21日は東海北陸自動車道下のルートでした。
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●活動の中で印象的だったエピソードは?
 道端に炊飯器が捨ててあったことでしょうか…。驚きですよね。

▼この日もテレビモニターが捨ててありました。
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 また、8月の夜プロギングも印象に残っています。夏休みのためプロギングと花火をセットにした会でしたが、小さい子を連れた家族が大勢参加してくれました。

●活動上の課題や、困りごとは?
 雨天中止の判断を行うタイミングや、周知方法に悩んでいます。今は、少し早めの12時間前(前日19時)に中止の場合は情報を出すようにしています。
 また、全員でプロギングに出かけるため、遅刻者のフォローも模索中です。慣れている人は追いつけることもありますが、ルートも3つあり合流が難しいです。とりあえず、今日は集合場所にルートの地図を置いてきました。

▼ゴミを見つけると一目散に走っていく皆さん。帰る時には、大きな袋もゴミでいっぱいに。
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●今後の展望は?
 子どもたちが楽しそうにプロギングしていると、良いなと思います。参加するきっかけはそれぞれで、例えば学生だと進路でプラスに働くボランティア活動が目的で参加しても、やってみて楽しさを知り、地域のゴミに対して少しずつ気持ちが向くようになってくれたら嬉しいですね。
 ゆるく、長く、続けていけたらと思います。

●参加者の皆さんにも感想を伺いました
・自分たちの住む町が自分たちの力で綺麗になって、良いと思う。
・道端にこんなにゴミが落ちていることを知ることができて良かったです。車で通っているだけでは気付きませんでした。
・ゴミ拾いも、自分ではなかなか時間が取れなくて。活動の継続は大切であり、凄いことだと思います。
・プロギング、楽しい!

▼参加者全員で記念撮影
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プロギング木曽川町は、毎月の活動告知と報告を情報サイトにアップしています!
こちらもぜひご覧ください。

▼【活動報告】第12回プロギング木曽川町
https://www.138npo.org/info/group/entry.php?serial_no=1601

●訪問して(スタッフ:魚住)
 私も一人の参加者としてプロギングをしていたのですが、終始“プロギングを楽しむ”皆さんと一緒に、楽しい時間を過ごしました。また参加者同士で協力し合って活動しているだけでなく、近所の人と顔を合わせたコミュニケーションが生まれているのも見かけました。そんなポジティブな雰囲気で、地域の輪を広げていってほしいなと思います。
 プロギングはわかりやすい社会貢献であり、頑張った成果が目に見え、どこでも気軽にできることも魅力です。木曽川町近辺の方はぜひプロギング木曽川町の活動で、木曽川町が遠い方はご自身の地域で、プロギングに挑戦してみてください。気持ちの良い時間を過ごせるのではないでしょうか。

▼集まったゴミの重さをその場で量り、ボランティア記録をいただきました。
この日のゴミは75kg。
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▼綺麗に分別して、解散となりました。中学生の皆さんは、そのまま部活へ。
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posted by iCASC at 16:26| インタビュー(訪問事業)

2023年01月06日

世界早産児デーイベント『小さな命の写真展』を訪問しました!

令和4年度訪問事業No268-14
訪問先:愛知リトルベビーサークル希望の光
2022年11月26日(土曜日) (訪問スタッフ 魚住)
イオンモール木曽川にて

●愛知リトルベビーサークル希望の光とは?
10人に1人と言われる低出生体重児の母親や家族が、孤独を感じずに、子育てを前向きに行えるようになることを目的に活動をしている団体です。同じような境遇の人と繋がれる場を提供したり、社会全体へ向けての周知活動や啓発活動を行っています。

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代表の五島さんにお話を伺いました。

●団体をはじめたきっかけは?
私の息子は7年前に742gで産まれ、当時は不安があっても誰に相談してよいのかわからなかったり、他にも同じ境遇の人がいるはずなのに繋がる手段がなかったりしました。何をするにも手探りの中、ようやく出会えたリトルべビーを子にもつ先輩から伺うお話や、リトルベビーから大きく成長した子どもの存在は、自分の中でとても大きな希望でした。
愛知リトルベビーサークル希望の光の運営スタッフ8名は、私がこの活動を始めてから1年ほどで集まってくれた人たちです。一人ひとりが私と同じように、自分自身の経験から「当時の自分と同じ不安な想いをしてほしくない」「自分が辛い時に繋がりを持って救ってもらった分、今度は自分が恩返しをしたい」と、強い想いをもって活動しています。

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●最近の活動の様子は?
月に1回、「お話し会」をZoomで開催しています。2,500g以下で子を産み、育てるママたちが、情報共有や相談をする会です。
参加者は、継続して参加される方と新規の方を合わせて毎回4,5人ほどです。0~1歳の子をもつママが多く、中にはNICU(新生児集中治療管理室)に子どもがいる人も来てくれたりします。2歳以上の子どものママは、これからの不安を話すことに加え、自分の経験を後輩ママに伝えてくれています。

愛知リトルベビーサークル希望の光のInstagramから、様々な情報を発信しています。
@littlebaby_light.of.hope
https://www.instagram.com/littlebaby_light.of.hope/

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(3) 活動の中で印象的だったエピソードは?
お話し会で知り合ったママたちは、たまたま子どもの年齢が同じだったり、症状が同じだったりすると、1度きりの関係で終わらないことがあります。お話し会がママの第1の接点となって、一緒に遊ぶ仲間や相談できる人、勇気をもらえる相手を見つけていく皆さんの様子を見ていると、こういう場所をつくってよかったと改めて思います。

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●メンバーの黒柳さんにもお話を伺いました!
この活動は、主に普段言えないことや複雑な想いを一人で抱えている人たちが、同じような境遇の人と繋がれる場所を作っています。加えて、様々な職業の人…例えば、ベビーマッサージ、ママケアができる人、保育士、助産師、救命救急室の医師と繋がるきっかけを作ったり、コロナ禍で受け入れ病院を探すのに苦労していた方に、SNSを使った情報拡散で協力したりしたこともありました。
自分もこの活動を通して人と繋がり、救われた経験があります。リトルベビーにまつわる寂しい気持ちや不安な気持ちを様々な形で安心や希望に変えられる、素敵な活動だと思います。

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●世界早産児デーイベント『小さな命の写真展』について
日時:11月24日(木)〜26日(土)10時〜21時(最終日は17時まで)
場所:イオンモール木曽川1階中央入口前

世界早産児デーはヨーロッパNICU家族会および提携している家族会によって制定された記念日で、100カ国以上でイベントや活動が行われています。1人でも多くの方に現状を知ってもらうため、愛知リトルベビーサークル希望の光はイオンモール木曽川で写真展を企画しました。
3日間で400人を超える来場者でしたが、その中にはリトルベビーのご家族や、ご自身がリトルベビーだった方の来場も多く、10人に1人という数の多さ、声を上げられない様々な悩みがあることを改めて実感しました。ふらっと立ち寄った方からも、こんなに小さいの、頑張ったんだね、可愛いねと多くの声が聞こえてきて嬉しかったです。また、自分がリトルベビーだった方が当時の自分の大きさを実感し、親への感謝で涙を流されることもありました。

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●活動上の課題や、困りごとは?
市や病院には、私たちの活動を受入れてくださるところもあれば、なかなか入り込めないところもあります。今回の写真展を様々なメディアに取り上げてもらい、多くの方が来場してくれたように、徐々に認知度を上げ、多くの方の想いや信頼を受けて、活動を広げていけたらと思います。
また、一宮市内の療育や病院などについては自分が一宮市在住ということもあって詳しく話すことができます。しかしこれからは他の市町についてもスタッフや関係者から情報を集め、愛知県内のできるだけ多くの地域で同じように安心して暮らせるようにできたらと考えています。“愛知”リトルベビーサークルとして、頑張ります。

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(5) 今後の展望は?
リトルベビーといってもいろんな子がいて、障がいが残る場合や、亡くなってしまう場合もあります。私一人では、わからないこと、伝えられないことはありますが、たくさんのリトルベビーご家族が繋がることで、みんなで支え合える環境になっていけると思います。今後はさらに繋がりを大切にして、リトルベビーに関わる様々な人の希望の光になるような活動にしていきたいです。

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●訪問して(スタッフ:魚住)
 私は今回の訪問で、自分の子どもに直接触れることや元気な産声を聞けることが、当たり前ではなくとても尊いことなのだと知りました。団体の立ち上げから1年で10名近くスタッフが集まっている事からも、代表の五島さんの想いの強さや運営の努力はもちろんのこと、活動内容の必要性や、悩んでいる人の多さを窺うことができます。
悩みを打ち明けられずに悩んでいるリトルベビーの親のみなさん、運営メンバーや専門家としてリトルベビーに関する支援への助力を考えている方、ぜひ1度、愛知リトルベビーサークル希望の光の活動を覗いてみてください。
posted by iCASC at 15:14| インタビュー(訪問事業)

2022年10月30日

pinto Labを訪問しました!

令和4年度訪問事業No266-12
訪問先:pinto Lab
2022年9月18日(日曜日) (訪問スタッフ 長澤)
シビックテラス&一宮市市民活動支援センターにて

◆pinto Labとは 
地元の歴史や産業、文化、身近なことなどを謎解きゲームのような体験型イベントを通じて楽しく知ってもらえる機会をつくることで、参加者同士でコミュニケーションをとりながら課題に向き合ってもらい、新しい発見をしてもらう。
一宮市の魅力を少しでも知ってもらえるように市外・県外の方も足を運んでもらえるようなイベントの開催。
日常生活や身近なもの、地元の歴史や文化などをテーマにした、楽しく遊べるグッズの制作。
一宮市の謎制作団体として、他県の謎解き公演への出展など(情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=506

◆2022/9/17(土)9/18(日)iビルで開催された
「いちのみやナゾトキホリディvol 2」に訪問しました。

◆団体を始めたきっかけは? 
自分が謎解きが大好きで、更に謎解きの好きな団体に知り合いがいる事から、趣味を自分だけのためではなく皆と共有したいと考えました。
街(一宮)を紹介していくことと、謎解きを合わせることでイベントの価値を高めていきたいと思っています。
謎の答えに導かれて歩く一宮の街では、新しい発見があるに違いありません。

◆最近の活動の様子はいかがでしょうか?
センターたなばた、いちのみやナゾトキホリディなど、精力的に活動しています。


【センターたなばた】
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あふれる笑顔のスタッフさん


【いちのみやナゾトキホリディ】
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なかなか難問のナゾトキ


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大人も子どもも、夢中です


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頑張るスタッフさん


◆活動のなかで印象的だったエピソードは?
楽しんでいる子どもを見て親が嬉しくなっていくうちに、いつの間にか親の方が夢中になってしまい、謎が解けた時の、達成感がみなぎる皆様の笑顔が印象的です。
そして、それがバネになっています。
(実際にイベントに参加してみましたが、かなり大人が夢中になっていました。)

◆今後の展望は?
謎解きというイベント(お祭り)で、一宮市のことを「ハッ!!」と気付いてもらい皆が楽しく幸せな気持ちになって欲しい事と、ナゾトキホリディが一宮市で定着し、
5月は杜の宮市、7月は七夕、8月は花火、9月はいちのみやナゾトキホリディと
連想されるようになりたいと、壮大な「展望」を持っています。
(これには思わず拍手をしてしまいました。)

◆困っていることはありますか?
何といっても資金繰りで、人件費がないのでボランティアで協力してくれるスタッフの皆さんに感謝するとともに、申し訳なく思っています。
(いつも上質のパンフレットなので、紙質の工夫などや、景品の有無についてお尋ねしました。パンフレットが人を呼び寄せるので、「見栄え」は譲れない点である事、景品に関しては、大人はナゾトキの達成感と子どもの喜ぶ姿で満足できるけれど、子どもには達成感を目に見える形にしてあげたいとの事です。)

◆団体を訪問して(スタッフ:長澤)
イベント会場では、熱気がとても伝わってきました。謎解きの順番を待つ方々の「謎が上手く解けるだろうか」という期待と不安が入り混じった微妙な気持ちを、一瞬でふき飛ばしてくれるスタッフさんの笑顔と明るい声かけがありました。
会場全体で盛り上げてくれるので、気付いたときの「高揚感」でお客さんも笑顔になっている様です。
何といっても、pinto Lab代表の山内さんの、お客さんの要望に応えたい気持ちの強さが、イベントの規模と継続に繋がっていると感じました。
本当に「9月はいちのみやナゾトキホリデイ」とイベントが根づいてくれることを願って止みません。
posted by iCASC at 13:27| インタビュー(訪問事業)

2022年10月23日

尾州毛織物の伝統文化を大事に

令和4年度訪問事業No.267-13
訪問先  尾州かわいいモノ事業
日時   2022年10月9日(日)(訪問スタッフ 川井)
タイトル 尾州毛織物の伝統文化を大事に


尾州かわいいモノ事業とは、下記の【尾州ロリィタの会】【尾州かわいいもの倶楽部】という2つの事業から構成され、尾州毛織物の歴史継承を目的に活動している団体です。

【尾州ロリィタの会】
尾州毛織物を使ったロリィタファッションの服や小物の開発・作成、試着体験会。
【尾州かわいいもの倶楽部】
尾州毛織物を使った手に取りやすいかわいい小物の作成、尾州毛織物を継承するワークショップの開催。

詳細はこちらから。
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=579

一宮市が実施する「まちなかウォーカブル社会実験ストリートチャレンジ2022」内にて、10月9日(日)に銀座通りで尾州ウォーカブルコレクションが開催されましたので、そこで代表のショコラさんにお話を伺いました。

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代表のショコラさん


■団体をはじめたキッカケは?
 おばあちゃんが機屋(はたや)だったので、最初はスーツを作ろうと思っていました。しかし、スーツを着る人は実際限られていて…。尾州生地を知ってもらいたい、こんなに上品で着心地がいいものをもっとたくさんの人に知ってもらいたい。そうするには、手に取ってもらいやすいものにしようと以前から好きだったロリィタに着目し、服や小物を開発、遠い存在だった尾州生地を身近に感じてもらい、もっともっと広めよう。そう思って団体を立ち上げました。


■最近の活動の様子を教えてください。
尾州ロリィタの会のファッションショーや試着会が多いです。


■困っていることはありますか?
私一人で行っている事業なので対応に限界があり、人手がほしいです。


■今後の予定を教えてください。
10月30日(日)一宮だいだいフェスタ大集合forハロウィン2022パレードゲスト出演
11月3日(木)三岸節子美術館開館記念日 尾州ロリィタ試着会&パネル展示

将来は小さいお子さんに向けて尾州毛織物を題材とした紙芝居をしたいと思っています。


■支援センターに対するご意見やご要望があれば教えてください。
 こういう場所があることでとても助かっています。


■団体を訪問して(スタッフ:川井)
 ゆったりとした音楽とともに始まった尾州ウォーカブルコレクションは、尾州ロリィタファッションに包まれた数名のモデルがレッドカーペットの上を一人ずつ歩いて観客の前でお披露目をしてくれるショーでした。

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 頭のリボンやバッグも全て尾州生地が使われています。この日のモデルは実際に尾州ロリィタを購入されたお客さんたちだそうです。

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指の先まで優雅で、みなさんとてもかわいかったです。

尾州生地は高級なので値が張ってしまいますが、しっとりとしていて肌触りがとてもよく、少しの水であれば撥水する優れものです。実際私も触らせてもらったのですが、そのさらさらとした触り心地に驚きました。機能性の良さを聞くと値段も高くないと思いました。
 私は県外から一宮市へ引っ越してきて15年ほど経ちますが、この尾州生地を知ったのはここ2~3年です。高級なスーツに使用されることが多く身近になかったことが理由のひとつだと思います。それでも知ることができたのは、ショコラさんがイベントなどに出展して認知度を上げてくれたことが大きいと思っています。 
 これからも活動を続けていただき、尾州生地のことを全く知らなかった私にも届いたように次世代に繋げていってほしいです。

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モデルのみなさんも今日はお疲れさまでした!
posted by iCASC at 16:34| インタビュー(訪問事業)

2022年09月30日

いちのみやうぃーぶ、代表の福岡さん、メンバーの岡田さんにインタビューしました!

令和4年度 No.264-11
訪問先:いちのみやういーぶ
2022年8月23日(火)(訪問スタッフ 魚住)

■いちのみやういーぶとは?
一宮市民の一人一人が考え、尊重しあい行動できる街になることをめざす団体です。その時々のトピックを捉えながら人が出会う機会をつくり、多様で新しい価値観を発見・共有し、お互いに理解しあえる場をつくっています。
情報サイト▼
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=574

代表の福岡さん、メンバーの岡田さんにインタビューしました!

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■活動のきっかけは?
福岡県出身の私は、生まれ育った市町について様々な歴史や文化を学校で学んでいたので、一宮市で子育てをしていて学校では市の文化をあまり深く教えていないとわかり、とても驚きました。市民が一宮について、産業についても意外と知らないことが多いように思います。
この団体の活動は市民一人一人が考え、その価値観を共有し、互いに尊重し合えるような機会づくりを目的としていますが、その中で触れる一宮の様々なトピック、その時々のトレンドやイベントによって、地元の歴史や文化を知ること、体験すること、一宮市に愛着や誇りを持てるように手伝うことも、大切に思っています。

■138welcome&art project welcome to 138
一宮が誇る毛織物や糸を使って作られたカラフルないきものたちが、国際芸術祭「あいち2022」で訪れた人々を一宮駅のコンコースで迎えるプロジェクトです。いちのみやういーぶと一宮北ロータリークラブが協働し、企画・運営しています。
展示会場:一宮駅コンコース 東口付近
展示期間:8月1日(月)〜10月10日(月・祝)

センター通信でもご紹介しました▼
http://138cc.sblo.jp/article/189786773.html

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今回は、より多くの「尾州織物を深く知らない人」へ伝えるため、尾州織物の産業に携わっている人が考えた方法ではなく、深く知らない外部の人間の視点で考えました。価値ある丈夫な布を切って貼って”いきもの”を作るという、布の正しい使い方とは言えないやり方ですが、そこに意味があると思いました。
最初はこんなに立派なものができあがる構想はありませんでしたが、一宮市にあるものやご縁を「ういーぶ(weave)」の名の通り1つ1つ織り合わせ、紡いでいったらとても素敵なものができました。国際芸術祭「あいち2022」という機会、一宮の織物文化、作家のみなさん、i-ビルという場所、エコ建築考房のやぐら、一宮北ロータリークラブの支援、協力してくださった皆さん、すべてが繋がってくださったからこそのものだと思います。

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■印象的なエピソードは?
コンコースで作品を見ている人の様子が印象的でした。子ども達は、作品を作った子も作っていない子も、喜んで周りを回ったり、興味を示してじっくり見ている様子を結構見ます。20分ほどとどまる子もいたり。
また、織物産業に昔携わっていた方は良い布を使っていることをすぐに理解され、作業をしている私たちに「昔は賑やかだったけれど、今はね…」と今の状況を残念に思う気持ちを伝えてくださることが何度もありました。

また、思ったより自分の作品に思い入れができた人も多く、飾るために作ったとは言えスタッフにも作品を渡したくない子どもや、手元に置いておきたい大人が続出したのも印象深いです。当初、集めた作品を返す予定はありませんでしたが、急遽お渡し会を行うことになりました。

※10/10(月・祝)「カラフルいきもの」お渡し会を開催予定。Instagram(@138w2022)をご確認ください。(https://www.instagram.com/138w2022/

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■今後の展望は?
布の価値を知らなくても、織物に触れて楽しむ子どもたち。
地元の人も、心の底では織物産業のこれからに期待しているのでは?と思われる反応。
誰よりも大人が真剣に制作に取り組んでいる姿や、「展示を見た。私もやりたい!」という声を受けて持ち帰りキットを増やしたこと。
コロナ禍ではばかられていたことを思い出すように、作品の制作過程やコンコースの展示をみんなが触って喜んでいること。
どういう芽が出るかはわかりませんが、産業の大切さや実際に体験することの大切さなど、時と共に薄れていったものへの問題提起の種はまけたのではないかと思います。

また、市民活動に対する助成金、ロータリークラブからの支援があったからこそ、質の良い織物を多くの人に触ってもらうことが出来ました。協働の大切さを改めて感じています。

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■活動上の課題や、困りごとは?
活動資金については、常に考えています。
他のことというと、場所ですね。今回のように一宮市民に広く知ってもらいたい活動をするときには、市民の人と距離の近い場所で途中の作業を見てもらえるような、コミュニケーションが生まれる場所があると理想だと思います。本町商店街の商店など、知らない人が「なあにそれ?」とフラっと見に来られる、開けた作業スペースを探しています。

■訪問して(スタッフ:魚住)
インタビュー中に伺った「名古屋の道端で作業をしていても声をかけられることは滅多にないが、一宮駅のコンコースで作業をしていると声をかけてくれる人が結構いる」という話も、一宮市で生まれ育った私には大変興味深いものでした。
県外で生まれ育った代表の福岡さんと、現在も市外にお住まいの岡田さん。一宮市の外で生活経験のあるお二人は、「その自分たちだからこそ、この一宮市で思うこと・できること」をひとつひとつ丁寧に考え、実践していらっしゃいました。
相手の話を聴いて価値観を尊重するという目の前の小さなことから、一宮市の人、文化、場所といった多様で大きな可能性を感じさせるいちのみやういーぶの活動、これからも紡がれ、広がり続けてほしいと思います。
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2022年09月22日

NPO法人おさんぽや主催による「子育て支援団体交流会」に参加

令和4年度 No.263-10
訪問先:NPO法人おさんぽや
2022年9月2日(金)(訪問スタッフ 星野・今福)

●NPO法人おさんぽやとは
 子どもとその親、子育てに関わる全ての人に対して、環境教育や子育て支援に関する事業を行い、孤独になりがちな子育て環境や子どもが育つ中で起こる問題の改善や解決を図り、時代と共に変化する子育て環境に対応しつつ、家庭や地域全体で子どもを育てる力の向上に寄与する。(定款の目的より)

●「子育て支援団体交流会」 
去る9月2日(金)朝10時より一宮市市民活動支援センター会議室にて、NPO法人おさんぽや主催による「子育て支援団体交流会」が開催されました。
 参加者は子どもに関わる支援をしている市民活動団体や地域貢献活動をしている企業やお寺、色々な支援機関など21人(+赤ちゃん1人)でした。
 冒頭、おさんぽや代表の安藤さんからは
「子どもへのアプローチは色々あるが、一宮の団体で繋がっていければ」と挨拶がありました。
 交流会ではまず6つのグループに分かれて、(1)今やっていることなど自己紹介、(2)やっているけど困っていること、(3)準備ができていてこれからやりたいこと(すぐできること)、(4)5年・10年先にやっていきたいこと(時間がかかること)の4つのテーマで話し合いました。それを受けて各々がポストイットに書き込み、白紙に貼って整理し、各班が発表をし、全体共有をはかって議論しました。

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1 今日の活動はどうでしたか。
 日頃から一宮市内で子育て支援活動を行っているみなさんにお会いしてお話を聞きました。お話を聞きながら、コロナ禍での子育て支援は、支援者自身も孤独になっていると感じました。支援者同士、また地域の人達とゆるやかにつながり、今後も情報交換、時には協働しながら「子どもが幸せに育つこと」に貢献していきたいと思います。

2 現在の活動上の課題や、困りごとは? 
 活動 8 年目になりますが、拠点となる建物がないため、利用者がふらっと相談に立ち寄ったり、スタッフが事務仕事ができる場所が無く困っています。

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3 今後の展望は?
 民間の子育て支援拠点(第3の居場所)を目指しています。子どもを真ん中において、保護者、学生、地域の皆さん、市民団体などがみんなで子育てできる場をつくります。

4 支援センターに対するご意見やご要望 
 引き続き、市民活動へのサポート・アドバイスをお願いします。

5 今後のイベントの予定
・親子さんぽ…0歳〜6歳の親子で春夏秋冬を通して、自然の中を仲間と一緒にお散歩します。(大野極楽寺公園 通年開催)
・野外預かり保育…2歳〜6歳のお子さまをお預かりして、自然の中を大冒険!(大野極楽寺公園 通年開催)
・あつまれ!おさんぽや…0歳〜6歳の親子が、地域の公園、神社などでおさんぽしたり、ネイチャーゲームをします。(市内公園や神社 第2火曜日10回/年)
・My time cafe…大人も子どもも自分の時間をもつきっかけになる会。手仕事、おしゃべり、お昼寝などして、自分である時間を持ちましょう。(大野極楽寺公園、エコ建築考房 不定期3回/月)

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6 訪問して(スタッフ:今福)
 参加させていただき、まず参加者の多さに驚きました。それと同時にNPO法人おさんぽやの横の繋がりの多さ、繋がりを大切にしていることに大変感激しました。「ゆるやかにつながる」ということも継続のポイントになっていると思いました。今回それぞれのテーマについて議論し共有したことで、サポートし合える事を提案できたこと、お互いのイベント情報などを共有できたことも意義のある会だと感じました。点ではなく面での子育て支援ができる一宮市をイメージできました。ぜひ今後もゆるやかに継続していただきたいですし、引き続き応援していきたいです。

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2022年07月31日

元気な子どもたちが集まって学習しています。

令和4年度 No.263-9
訪問先:一宮市児童中国語学習教室
2022年7月17日(日)(訪問スタッフ 川井)


一宮市児童中国語学習教室は、来日した中国の子どもたちに中国語を教えている教室です。
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=507
(情報サイトより)


代表の衣さんにお話を伺いました。

■団体をはじめたキッカケを教えてください。
中国で生まれて日本に連れてきた子どもたちは、日常の中で母国語に触れる機会が少なくなってしまいます。子どもたちが母国語を忘れてしまうのは寂しい…母国語を学べる場があるといいなぁと、周りの中国人のお母さんたちと話したのがキッカケでした。


■最近の活動の様子を教えてください。
 月2〜3回活動をしています。子どもたちが積極的に学習してくれることや、ここで知り合ったお母さんたちの交流の場にもなっていることが嬉しいです。

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訪問時は中国語の発音練習をしていました。ピンインというそうです。
ホワイトボードに書き込んだ後、一人一人の様子を丁寧に見て周る衣さん。
この日教室に来た子どもたちはいつもの半分でした。少しでも体調がよくない場合は欠席してもらうようにしているそうです。


■団体を訪問して(スタッフ:川井)
 元気に子どもたちがセンターにやってきて楽しそうに会議室へ入っていきます。しかし教室が始まると聞こえてくるのはいつも真剣な発音練習の声です。
 どの子も一生懸命にレッスンを受けていたのが印象的でした。そして教室が終わってからみんなで遊んでいる様子がとても微笑ましいです。

衣さんは、普段は日本語教育指導員として小中学校に出向き、中国人児童・生徒の支援を行っているそうです。物腰がとても柔らかく丁寧な方なので、中国から来日した児童・生徒たちもとても安心するのではと思います。

 現在教室の定員は15名で紹介制、枠があれば新規で入ることができます。
詳しくは、情報サイトからご覧ください。

https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=507



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2022年07月27日

いちのみや大学、事務局長の日野さんにお話を伺いました!

令和4年度訪問事業No.262-8
訪問先:いちのみや大学
2022年6月25日(土曜日)(訪問スタッフ 長尾)
一宮市市民活動支援センター 会議室にて

■いちのみや大学とは
 いちのみや大学は、毎月1回ほど「一宮」をキーワードにした講座を開催しています。一宮市民が自身で気付いていない一宮の良さに気づき、ここに住んでいることに誇りを持ち、より良くしていこうという意識を持っていただけるような講座を心がけています。

(いちのみや市民活動情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=141

■古文書に見る 実録本能寺の変と山崎合戦の事
 「古文書に見る 実録本能寺の変と山崎合戦の事」がセンター会議室で開催されました。講師は元一宮市立北方中学校長の田中豊先生、45人の方が参加されました。
古文書(こもんじょ)というと難しそうな印象ですが、冗談を交えつつお話され、会場には笑いがおきていました。また参加者の多くが資料にメモをしながら真剣にお話を聞いているのが印象的でした。

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事務局長の日野さんへインタビューしました!

■団体をはじめたきっかけは?
 当時「大ナゴヤ大学」がスタートしたことを知り、こんな活動が一宮市にもあったらいいなと思っていました。そんな時、勤めている会社の社長がサポートしてあげるよと背中を押してくださり、社会貢献部のような形で活動を始めました。

※大ナゴヤ大学
https://dai-nagoya.univnet.jp/abouts/index

■最近の活動の様子は?
 コロナ禍のため、講座を休みにしたり、野外で活動する講座を開催したりしていました。今日の講座は延期になっていた講座で、2年ぶりに開催することができました。

■活動の中で印象的だったエピソードは?
 田中豊先生との出会いでしょうか。小椋一葉著「継体天皇とうすずみ桜」という歴史小説を読んで興味を持っていたら、この裏付けとなる「真清探当証」を解読した先生が、一宮の元中学校の先生だとわかり、紹介していただいたことです。田中先生には、運営についてもいろいろとアドバイスをいただきました。今でも歴史講座は一番人気の講座です。多くの方のサポートと、やさしい講師の方々のおかげで、この活動を続けられてきたんだと思います。

■活動上の課題や、困りごとは?
 広報がなかなか行き渡らず、難しさを感じています。
今はコロナ禍で安全に活動するためにはどうしたら良いか考えています。
また、参加者の方は年配の方が多いので、メールだけで連絡できないのがもどかしいです。

■今後の展望は?
 地元についてほとんど知らない人、もっと知りたい人へ向けて、「地元を知る」をテーマに今後も講座を開催していきたいです。
 今年の国際芸術祭「あいち2022」の開催に合わせ、芸術系の講座を強化していきます。またいちのみや大学として「びびびの学校」に協力していきます。

※びびびの学校とは(イベントチラシより)
 国際芸術祭あいち2022をきっかけに、国際芸術祭のことや、一宮での現代アートに関する様々な話題について市民が気軽に交流するサードプレイス(居場所)です。月1〜2回のペースで作家や様々なゲストをお招きして開催する予定です。

■今後のイベント予定
一宮の大仏様
日時:2022年8月6日(土)14:00-16:00
場所:眞光禅寺(一宮市大江1-3-5)※駐車場有
参加費:500円

※詳しくはURLをご覧ください
http://138cc.sblo.jp/article/189636256.html

■団体を訪問して(スタッフ 長尾)
 お話しているとどんどんエピソードが出てきて、とても楽しいインタビューでした。日野さん自身が楽しみながら積極的に活動されているのが、お話した短い時間でも伝わってきました。
今日のイベントにはスタッフとして日野さんのご友人の加藤さんも参加されていました。参加のきっかけを伺うと、退職して時間ができた時に日野さんに声をかけられて参加されるようになったそうです。講座も日野さんがお話を聞きたいと思った方に突撃して依頼しているそうで、日野さんの積極的な姿勢によっていちのみや大学の様々な講座が開催されていることを知りました。
一宮にこんなものがあったんだと感動できる講座を開催されています。気になった講座があればぜひご参加ください!

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posted by iCASC at 09:22| インタビュー(訪問事業)