訪問先:一宮市身体障害者福祉協会 視覚部
日時:2023年8月19日(土)(訪問スタッフ:安田)
■「一宮市身体障害者福祉協会 視覚部」脇田視覚部長にお話を伺いました。
一宮市盲人会が解散したため、2023 年 4 月 30 日に一宮市身体障害者福祉協会内に「視覚部」が設置されました。視覚障害者やサポーターで構成し、会員は現在 15名程です。華道教室や料理教室を行って会員を集いながら、ZOOM ミーティング、LINE グループなどを使って交流会や会合を開いて活発に活動していきたいです。


■暮らしのいけばな教室について
2023年8月19日(土)一宮スポーツ文化センター3階第3研修室で行われた一宮市身体障害者福祉協会視覚部による「第2回暮らしのいけばな教室」を訪問しました。参加者は5名。写真立てを花器に見立て、黒い用紙の台紙に肉球の形をした針金入りの小物やボンボン付きの小物をボンドで貼り、水を入れる小さなボトルケースを貼って装飾。鉢植えの花を一輪折って、ボトルケースに花を生けて一輪刺しを完成させました。個性豊かな作品の出来上がりと共に写真撮影を行い、インテリアとして自宅に飾ることを楽しみに作品を持ち帰りました。


■講師の池坊師範-高橋さんに教室の感想をお伺いしました。
私(高橋)も病気を患ってから3年で段々と視野が狭くなり視覚障害者になりました。生花と聞いて一般的には生花を剣山に刺すことを連想しますが、この教室では水換えが少ない、工作を含めたお花あそびで生花は少しにしています。皆さん、よい作品ができたと思います。次回は10月開催に向けて試作品を思案していますので、多くの方に参加していただきたいです。


■次回は料理教室を開催!視覚障害の方も楽しく安全に料理できるように自立支援を促します。
「一宮市身体障害者 視覚部 料理教室」
日時:2023年9月10日(日)午後1時15分〜4時
場所:スポーツ文化センター1階料理室
内容:煮込みハンバーグ(参加費1000円)
定員:10名(当事者1名にボランティア1名が付き添う予定)
■団体を訪問して(スタッフ:安田)
いけばな教室の後で行われたプチ交流会では、自己紹介の後、当事者のそれぞれが「鉄道車両の工作をはじめ、構想を練るところから全て一人で作業し15日間で完成させた」「このような機会や場所がありがたい」「眼が見えなくても人に光をともしていける存在になりたい」「支援を受けるばかりでなく自分らしく」などと近況報告を行いました。介助者からは「普段の生活では余分に手をかけてしまったり、肝心なフォローができなかったりしているため、皆さんとのふれあうことで勉強になっている」と話しがありました。