令和5年度訪問事業No.287-15
訪問先:一宮まちなか未来会議
日時:2023年12月3日(日) (訪問スタッフ 大西)
一宮まちなか未来会議は、一宮市のまちづくりの中核を担うまちなかにおいて、多様な主体の積極的な参画・連携・共鳴により、車から人が主役となり居心地が良く歩きたくなるウォーカブルな地域とすることを目的として設立されました。さらに、まちとひととのつながりや交流を豊かにし、文化と魅力を次世代へとつないでいくことで、まちなか及び市全体の新たな価値創造と地域課題の解決を図り、持続可能な発展と豊かな人間生活を実現することを目指しています。
(いちのみや市民活動情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=588
●星野さん(理事・事業執行担当)にインタビューしました。
(1)団体をはじめたきっかけは?
一宮まちなか未来会議は、一宮市のウォーカブル事業 (※1) と一緒に実験をしたり、未来の中心地を議論したりする地域の基盤(プラットホーム)として始まりました。
(※1) お年寄りから子どもまで誰もがまちを安心して歩けるような中心市街地の可能性を探るための事業。一宮市では2020年から開始。
(2)最近の活動の様子は?
2023年11月3,4,5日の3日間、「まちなかウォーカブル社会実験 ストリートチャレンジ3days」で、一宮駅から銀座通り、本町通り、真清田神社境内、葵公園、夢織り広場を車道も人が歩けるようにして、マルシェ、キッチンカー、スポーツ体験、着物でファッションショー、尾州関連の展示を行いました。
企業や市民団体など30団体くらいが参加。晴天にも恵まれて17,000人ほどの方が来場され、お年寄りから子どもまでたくさんの人がまちに溢れました。
(3)活動の中で印象的だったエピソードは?
駅前に設置した人工芝と緑の黒板でできた大きなブロックが作られて、子どもたちがそこへチョークでたくさん絵や文字を書いているのが印象的でした。車が通らなくて、皆が安心しているのが素敵だと感じました。
(4)活動上の課題や困りごとは?
車を通行止めにすることで、近くの方々にご迷惑をおかけしてしまうことや、毎日まちを賑やかにしていくためには、イベント開催中の3日間だけでなく、もっと根本的な対応が必要だとわかりました。
(5)今後の展望は?
3日間の実験で分かったことを踏まえ、これからの一宮のまちなかのありようを検討していきます。
(6)支援センターに対するご意見やご展望
開館日や開館時間が短くなったのは残念ですが、i-ビルの中に市民活動を応援する施設があってとても助かっています。
●一宮まちなか未来会議の今後のイベントの予定
まちなかを考えるシンポジウム【一宮まちなか未来会議】
日時:令和6年2月28日 13:30〜15:30
(1)第一部 基調講演「これからの不動産経営と公共空間活用のふか〜い関係」
株式会社ワークビジョンズ代表取締役 西村 浩
(2)第二部 まちなかアイデアディスカッション
進行 岐阜大学社会システム経営学環 教授 出村 嘉史
会場:尾張一宮駅前ビル(i−ビル) 7階 シビックホール ※託児所あり
定員:先着順200名(参加無料・申し込み必須)
申込方法:チラシの二次元コードもしくは以下から電子申請
https://logoform.jp/form/Z3LR/459720
申込締め切り日:令和6年2月27日(火曜日) ※先着順
※託児所の申し込みは、令和6年2月20日(火曜日)の午後5時まで
■団体を訪問して(スタッフ:大西)
私自身も、11月に開催されたストリートチャレンジに参加しましたが、車道も人が歩けるという非日常的な光景が大変印象に残っています。お年寄りから子どもまで参加しており、駅周辺がとてもにぎわっていました。年齢関係なく、人とのつながりが広がっていくことでも安心して歩けるまちづくりに繋がっていくのだと感じました。
もっと一宮市が住みやすく温かいまちになり、それが持続していくことを願っています。それを実現させるためにも、ワークショップに参加して、話し合いながら考えてみませんか?