2022年06月30日

「子どもの生きる根っこを育てる」保育園の園長先生にお話を伺いました!

令和4年度訪問事業No.259-5
訪問先:NPO法人のいちご
2022年5月15日(日曜日)(訪問スタッフ 魚住)
のいちごこども園にて

■NPO法人のいちごとは
 0歳〜就学前までの保育事業として認可外保育園(のいちごこども園)では、自分で考え、自分で動ける子どもを育てています。赤ちゃん講座を開催し、赤ちゃんの成長の見守り方や遊び方や離乳食の進め方などを伝えています。親子サークルや保育士研修の場にリズム遊びの講師や食育の講師として他団体や大学等に出向もしています。
(いちのみや市民活動情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=358

■のいちごこども園とは?
 NPO法人のいちごが運営する、江南市にある認可外保育園です。何でも食べられる子、心地よく眠れる子、友達と楽しく遊べる子、この生きていく源の力を育てるために、食材に気を配り、自然の中で水や土に十分触れ、「リズム遊び」で身体を動かす楽しさを味わえる保育をしています。のいちごこども園では、『自分の足で歩き、自分の手で行い、自分の頭で考える』自ら動ける子に育つよう、大人はそのお手伝いをしています。

のいちごこども園Webサイトより
https://www.noichigo.org/

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【園長の石川香さんにお話を伺いました!】
▼取材日に開催されていた「のいちごマルシェ」についてはこちらをご覧ください。
http://138cc.sblo.jp/article/189634110.html

▼一番左の方が石川さんです。
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■活動のきっかけを教えてください
 今も園で行っている、身体づくりのロールマットやリズムあそびのサークルを仲間と親子で行っていたことが始まりでした。子どもが保育園に通う年齢になっても入れたい保育園がないと思い、互いの子どもを保育する“自主保育”の形式でサークル仲間と活動を立ち上げました。
 2000年にのいちごこども園の前身となる「のいちご共同保育所」が民家でスタートし、今の場所に移ったのは2010年、法人格を取得したのは2011年です。園の1期生である私の子は、今では28歳です。

▼マルシェでもロールマット体験があり、体験者の方は大人から子どもまで、皆気持ちよさそうにしていました。
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■のいちごこども園について教えてください
 近年、保育は“サービス”になりつつあり、職員と保護者がサービスを提供する側と受け取る側に分かれ、問題を起こさないことを大切にする園が多くなってきているように思います。一方のいちごこども園では、少々の怪我はあっても大きな怪我をしない、また、怪我をしても病気をしない体をつくることを大切にしています。保育は発達しながら楽しむこととして、親も安心して預けられるようにしています。認可外保育園のため保育料は高いですが、保護者の皆さんも園と同じ気持ちでいてくださいますし、職員もみんな低賃金で頑張ってくれています。様々な市町村に住む方を受け入れられるのも、強みですね。
※子どもの体への負荷を考えて、受け入れは車で30分圏内に限定されているようです。

▼石川さんは、スタッフに話してくださっている間も子どもたちに危ない場面があるとすぐに気づき、サッと声を掛けに行かれていました。
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 目の前の失敗は気にせず、20歳になった時にはやりたいことが自分で選べる子になってほしいです。そのためには、自分で動いて、経験できることを増やすことが大切です。そこで日頃から何をすれば良いかを考えると、“よく食べ、よく遊び、身体を作ること”なんですよ。

■そういった基本であり大切なことを最大限に行える環境が整っているのいちごこども園なのですね
 入園時はあまり野菜を食べなかった子も、卒園時にはもりもり食べるようになっています。運動量がとても多いから、とってもお腹が空いて食べることを優先し、野菜も美味しいものだと気付くことができるみたいです。

▼年齢に合わせて体験できる環境が用意されています。
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■職員と保護者の関係といえば、取材中も「かおちゃん!」とひっきりなしにお名前を呼ばれていますね
 子どもはもちろん、大人同士も下の名前で呼び合う対等な関係です。お互いへの挨拶も大切にしていて、どんな子でも、皆で見合う保育をしています。
 例えば、近年英語教育の需要が高まっていますが、今の時代、親のどちらかが海外出身者など海外ルーツの方は近くにいるものです。勉強として学ぶのではなく、経験としてコミュニケーションをとり、文化を取り入れ、視野を広げていける環境を作ることが子どもたちにとって大切だと思います。

■困りごとはありますか?
 運営は厳しいですし、もっと広い場所に行きたいなど子どもの成長環境のための欲を言えばたくさんでてきます。まずは広報に力を入れ、こんな保育のやり方があることを更に多くの方々に知ってもらいたいと思います。
 特に保育者に支払う給料がきびしいと、若い人が入りにくいものです。世代を超えてのいちごこども園の保育を引き継いでいくことができるよう、頑張っていきたいと思います。

▼5月4日の杜の宮市で出展した”もうやいこブース”にもいらっしゃった、NPO法人の代表であり、のいちごこども園理事長でもある石川さん(左)。マルシェでも優しい笑顔でご挨拶してくださいました。
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 また、イベント場所も探しています。マルシェのように園内のイベントは実施できますが、コロナ前に行っていた一般向けイベントが行えていません。ピアノがあり、大勢でリズム遊びができるような場所を探しています。

■今後のイベント予定
のいちごこども園 休日体験会(父母会主催)
7月16日(土)・9月23日(金・祝)・
10月16日(日)・11月23日(水・祝)・12月11日(日)

9時30分〜10時30分(受付開始9時15分)
のいちごこども園にて
(〒483-8082 愛知県江南市高屋町本郷60)

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■団体を訪問して(スタッフ:魚住)
 石川さんが来場者のひとりひとりと絶えず挨拶を交わされていたこと、職員さんだけでなく保護者の皆さんが自分の子どもではない子へ声を掛けに行っている様子から、取材中の短い時間でも、石川さんの言葉の意味がそのまま目の前に広がっている感覚になりました。
 印象的だったエピソードを尋ねた際、何か特別これ!ということではなく、「毎日が楽しいです。身体的にはしんどいですけど、子どもたちを見ているだけで楽しいですよね。」と笑顔で話された石川さん。のいちごこども園にご興味をもたれた方は、ぜひWebサイトから園の様子を覗いてみてください。

のいちごこども園Webサイト
https://www.noichigo.org/

▼マルシェでも園長先生の読み聞かせは大人気でした。
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posted by iCASC at 11:45| インタビュー(訪問事業)