2021年12月06日

りぶらぼ 一宮市の図書館イベントボランティア(主催)「ウォーカブルプロジェクト社会実験2021「Go to Read まちなかで、本を読もう」」に訪問しました。

令和3年度訪問事業No.241-5
訪問先:りぶらぼ 一宮市の図書館イベントボランティア
2021年10月23日 (土曜日)(訪問スタッフ:魚住)
本町商店街にて

■りぶらぼ 一宮市の図書館イベントボランティアとは
本を借りるだけではない図書館の可能性を考え、図書館を中心とした文化的なまちづくりのために活動されている団体です。図書館のイベントボランティアや、本に関わる文化イベントの企画・開催をしていくことで、より多くの市民が図書館や本に触れる機会を提供しています。

情報サイトはこちら▼
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=529

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■ウォーカブルプロジェクト社会実験2021「Go to Read まちなかで、本を読もう」に伺いました!

・ウォーカブルプロジェクト社会実験2021とは?
「ウォーカブル推進都市」として国土交通省に登録された一宮市。10月〜11月には、「居心地がよく歩きたくなるまちなか」の形成を目指し、本町商店街を中心に展示、体験、物販、飲食などの多様な取り組みを実際に行い、課題や効果を検証する社会実験が行われました。

・「Go to Read まちなかで、本を読もう」
様々な方によって「心地よく歩きたくなるまちなか」を考えた場所が作られていった中で、りぶらぼさんは「まちなかに本棚を作ったらどうなるんだろう!?」という想いを形にされました。当日は、シンボルとして木のおうちの本棚が設置され、自由に出入りできる読書空間がまちなかに生まれました。

・代表の西村さんにインタビューしました!
Q.
とても魅力的な家形の本棚ですね。一宮にちなんで138×138×138という大きさも素敵です。
A.
ARTBOOK(※)でお世話になった株式会社エコ建築考房さんが作ってくださいました。人数は控えめに1日100人と公表していますが、体感ではそれどころではなかったと思います。搬入している時点で「何か来たぞ!」と子どもたちが寄ってきて、設置した瞬間に「これ入っていいの!?」と目を輝かせていました。
(※)りぶらぼさんが実施された、いちのみや市100周年市民チャレンジ事業「138 ARTBOOK PROJECT」。詳細はこちらの記事をご覧ください。▼
http://138cc.sblo.jp/article/189183446.html

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Q.
それはすごいですね!(笑)確かに、秘密基地っぽくて大人でもわくわくします。
A.
さらにとても嬉しいことに、入って遊ぶだけじゃなくて、みんなちゃんと本を読んでいるんですよ。ここは本を読む場所なんだという認識をしたうえで来て、親御さんが呼びに来るまで、自分で読書を楽しんでいたんです。
自分は常々、個人が自分で歩いて行ける範囲に図書館があると良いと思っているのですが、そういった意味でもまちなかに作る読書空間の1つの形を示すことができたのは、文化的なまちづくりの第一歩となるものと思います。

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Q.
木のおうちの本棚以外にも企画されていたようですが…?
A.
学生が起業した会社「Vagary.」とのコラボ企画として、「NEXT ICHINOMIYA 100 アイデアソン」も開催しました。起業を目指す学生たちとオンラインで繋がり、リアルタイムで一宮というまちを伝えながら「○○なまちづくり」をテーマに様々な企画を考えてもらいました。
今回は第0回で、今後も続けていきたいと考えています。次回は対面で、自然の中で火を囲みながらアイデアソンなんて良いですね。

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↑少しだけ企画案を見せていただきましたが、一宮市に出歩いてさらによく見たくなるものばかりでした。

Q.
今後の展望は?
A.
今回、市民チャレンジ事業のARTBOOKと、今回の本棚という資本が残ったことが大きいと思います。これらの資本を生かしてソーシャルなインパクトを出していきたいです。
 また、今回トヨタ自動車さんと繋がりができたので、SDGsの観点から何かできないかなと考えています。

更に詳しい当日の様子は、
りぶらぼさんのfacebookをご覧ください▼
https://www.facebook.com/liblabo.ichinomiya/

■訪問して(スタッフ:魚住)
私が最初に「まちなかに本を読むスペースをつくる」と聞いたときは、私自身が読書=静かな集中できる場所、という固定観念を持っていたため「そんな静かな場所はあるのかな?」「できたとして、果たして人が寄ってくるのかな?」と勝手に想像をしていました。ところが設営された様子を見て、読書空間を形作る本棚の素敵さはもちろん、実際に本棚を利用する皆さんの笑顔に圧倒されました。
読書は自由で身近なものだな、と改めて思いました。
posted by iCASC at 15:26| インタビュー(訪問事業)