2019年04月25日

ヒッポファミリークラブ一宮「講演会 7カ国語で話そう。世界に通じる、ことばと心の育て方」を訪問しました!

H30年度訪問事業No.191
訪問先 ヒッポファミリークラブ一宮「講演会 7カ国語で話そう。世界に通じる、ことばと心の育て方」
2019年1月25日(金曜日)訪問第1回(担当:今福)

●ヒッポファミリークラブ一宮とは
 ヒッポファミリークラブ一宮は一般財団法人 言語交流研究所ヒッポファミリークラブ(以下「ヒッポファミリークラブ」と表記)の活動目的に賛同し、一宮市を中心に活動されているメンバーにより立ち上がった団体です。
 ヒッポファミリークラブは、人間なら誰でも複数の言葉が自然に習得できることを実践、研究しています。赤ちゃんが母語を取得するプロセスに学びながら幼児からシニアまでさまざまな世代のメンバーが活動。「多言語の自然習得活動」、「国際交流活動」、「研究・開発活動」の3つの活動を柱としています。
この活動に参加し、人間が本来持つ「自分から理解する」能力を認識することでわが子の成長をプラス面で応援できる親が増えています。また、外国語のみならず異文化を含めていろいろな考え方を受け止めるコミュニケーション力を育てることにつながり、多言語で育った若者が理系文系問わず、社会のいろいろな方面で活躍し始めています。

●ヒッポファミリークラブ一宮の活動
・毎週一宮市内の各所にて多言語の実践活動をしています。
・年に数回、多言語に関する講座やワークショップ(一宮市後援)を開催しています。
・一宮市内の小学校(浅井南小、赤見小、奥小)で国際理解教室のボランティアを継続して行っています。
・一宮市市民活動支援センターにて月1回お子さん連れの保護者を対象に「ベべフィールド」という赤ちゃん言葉の不思議について伝える講座を開催しています。
・ホームステイの受け入れを随時行っています。海外ホームステイ(家族、青少年)、高校留学(1年間)、海外インターンシップ(短期〜長期)も行っています。

●「講演会 7カ国語で話そう。世界に通じる、ことばと心の育て方」へ訪問しました。
 この日はヒッポファミリークラブの有嶋雪枝さんが講師として登壇され、ヒッポファミリークラブ創設のきっかけや活動内容、ご自身の体験などをお話されました。その後、ヒッポファミリークラブ一宮のメンバーが自身の体験について話をされ、参加者で多言語実践活動を実際に体験しました。その後2つのグループに分かれ、感想や質問などを話す時間を持ちました。
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 その内容の中で特に印象深かったことを下記にまとめてお伝えします。

〜ヒッポファミリークラブ創設のきっかけ〜
 創設者である榊原陽さんがこれからの時代を考え、娘に「言語」をプレゼントしようと思ったことがそもそもの始まりでした。当時はカセットテープもない時代でしたが、さまざまな方の協力のもと、レコードに収めた「言語」を娘にプレゼントすることができました。それを機に榊原さんは3言語以上の多言語の国があることを知り、“人間は多言語を習得できる。国や人種の違いを超えて、どんなことばを話す人ともコミュニケーションできるようになれたら・・・。”そんな思いから1981年、多言語を自然習得(母語の習得プロセス)するヒッポファミリークラブは誕生しました。

〜多言語の自然習得活動について〜
 0歳の赤ちゃんから大人までが集まって、いろいろな言語、いろいろな方の言葉を聞きます。赤ちゃんは、身近な人(お父さんやお母さんなど)のマネや音をひろうことから言葉を学んでいきます。大人が新しい言葉を学ぶときも同じです。聞くだけじゃなく、音をマネてみましょう。一歩前に出て行動しましょう。子ども自身は言語を学ぼうという意識はなく言葉を覚えていきます。赤ちゃんは、「今ことばを学んでるよ」とは言わないですが、さまざまなことを吸収していますよね。多言語の中にいたら、想像力、興味が湧いてきます。「なんだろう?」「どんなことを話しているんだろう?」という興味が自然と学びにつながります。そして話し続けることが大切です。
また、大人は英語をこれまで学んでいる経験から、多言語の中で英語を聞くと楽に感じます。

〜ヒッポファミリークラブ一宮メンバーの体験談〜
 親もゼロからスタートする。子どもにとってはそれがよかった。子どもの方が吸収が早く「ママ、これ知ってる?」と親に教えるぐらい。子どもはそれが嬉しいみたいです。また、人前での発表も良い体験になっています。これまで自信があまりない子でしたが、自己肯定感が高まったように思います。
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〜多言語実践活動を体験して〜
 中国語で語られるある物語がCD再生されました。みんなでそれを聞き、追っていくように聞こえた音をマネて声に出します。もちろん私は中国語はわかりませんので、「音」でしかなく、必死で聞きますが、同じようにマネて発音するというのはとても難しかったです。あまりにできなかったので諦めそうになりましたが、とりあえず最後まで聞いてなんとなくわかるところだけでも声に出してみました。正直なかなか疲れる作業でした。が、これを繰り返すこと、日常の中に自然と音として流して普段からマネて口にするといつか習得してしまっているとのことでした。

〜グループに分かれてのお話の中で・・・〜
 ヒッポファミリークラブ一宮代表の秦野初代さんに「この活動の対象は?」と質問したときの回答で「人間です!」という言葉が印象的でした。秦野さんは、「意思疎通したいという想いがこの活動の根源です。言語は違えど言葉での意思疎通をし、気持ちを通わせることができることの喜びがあります。この活動に参加することで、大人も子どももオープンな心を持つことができると感じています。また、海外赴任が多くなってきた昨今、その時″が来た時の状況が大きく変わってきます。」と話されていました。

●今後の活動
教育講演会「7ヵ国語で話そう。」多言語で子育て!じぶん育て!
2019年6月5日(水) 10:00〜12:00 (i-ビル 2階大会議室)
2019年6月9日(日) 10:00〜12:00 (i-ビル 2階大会議室)
※詳細は下記URLをご覧ください。
http://138cc.sblo.jp/article/185908830.html

●訪問して
 ヒッポファミリークラブ創設のきっかけが「父から娘への“言語”のプレゼント」であったこと、ワールドワイドな時代がやってくるのを先見した父から娘への愛情が今の活動に至っていることに感激しました。日本でも外国でも、基本的には同じ「人間」です。世界中の国や人たちが交流する時代、日本に暮らす外国人、外国へ赴任する日本人も多くなってきています。秦野さんの「対象は人間です!」という言葉にも納得です。日本の言葉や文化ももちろん大切ですが、他国(多国)の言葉や文化も当たり前のように知り、意思疎通ができ、お互いを尊重し合えたら、きっともっと平和な世界になるのではと感じました。

ヒッポファミリークラブ一宮
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=60
posted by iCASC at 17:39| インタビュー(訪問事業)