2018年06月02日

一宮と世界をむすぶネットワークを訪問しました!

H30年度訪問事業No.172
訪問先 一宮と世界をむすぶネットワーク
2018年5月14日(月曜日)訪問第2回

一宮と世界をむすぶネットワーク、代表の佐野さんにお話を伺いました。

●団体をはじめたきっかけは?
 約10年前にオランダ・ドイツに旅行に行ったとき、とても現地の人が親切だった。受けた親切をかえそうと一宮市国際交流協会の日本語ひろばのボランティアを始めた。ボランティアを続けているうちに自分でやりたいことが増え、団体の形になってきた。
 団体としては国際交流員の送別会を開催した事が最初だった。その人が一宮市に国際交流員として来ることは偶然で、せっかく出会えたのだから何かしないと勿体ないと思い、手づくり料理でおもてなしをした。
また2010年にアメリカからの留学生を1年間ホームステイで迎えた際、偶然近所に来ていたのが岐阜の語学学校に行っているスウェーデンからの留学生で、その方と仲良くなり岐阜の語学学校と繋がったことが団体としてホームステイを始めたきっかけになった。
 
●活動の様子を教えてください
 国際交流ボーリング大会、外国の方と料理を楽しみ交流する会、初歩語学講座やIT講座、ホームステイ、国際交流員の歓迎会・送別会を行っている。2018年の春にはホームビジットという日帰りのホームステイを行った。
 交流をする際、ボーリング大会の場合は1レーンに外国の方と日本の方を2人ずつ、料理教室の場合は4テーブルに外国の先生を各1人と補助の人をつけるなど、なるべく外国の方と1対1に近い形で交流できるように心がけている。
 ボーリング大会は初めのころは団体賞や個人賞を作っていたが、どうしても賞をとる人が偏ってしまう。そのため今は全員に何かしらの景品が行き渡るようにして、参加してくれる人が飽きない工夫をしている。

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●活動していく上での課題や、最近困ってることは?
 料理教室やホームステイは企画ごとの間が半年ほど空いてしまうので、参加者が続けて参加し辛いと感じている。
また、ホームステイ先を見つけるのが難しい。ホームステイは参加する家族全員が了承しないといけないため、お父さんや思春期のお子さんで反対が出てしまい、了承が得られない時がある。お子さんが小さな時からホームステイを行っていると、国際交流が自然とできる子どもになるので、そういうご家庭はチャンスだと思って是非ホームステイをやってほしい。

●今後の展望などを教えてください。
 活動を続けていきたい。活動をしていると普通の生活では関わることのできない老若男女、様々な立場の人とのつながりができて楽しい。引き続き一宮市での国際交流を盛り上げていきたい。そして一宮で良い思い出を作ってもらい、第2の故郷だと思ってもらえるようにしたい。

●一宮市市民活動支援センターに対するご意見やご要望をお願いします。
 日曜日は人が集まりやすいから、日曜日に開館していて非常に助かっている。以前は空いていなくて困っていた。
 会議室が午前午後夜間という大きなくくりではなく、もっと細かく使える時間が分けられていたらいいと思う。

●団体を訪問して
 偶然にも一宮との関わりができた外国の方に一宮を第二の故郷だと思ってもらうため、様々な企画を通して良い思い出を作ってもらう活動は、出会いを大切にしていてとても素敵だなとお話を聞いていて感じました。
6月3日に参加する国際交流ボーリング大会が楽しみです。他の料理教室などの企画にも参加して、いろいろな国の方と仲良くなってみたいと思いました。

(長尾)
posted by iCASC at 18:03| インタビュー(訪問事業)