2017年02月22日

「一宮AAEドッグスクラブ」をインタビュー!

H28年度訪問事業No.138
訪問先 一宮AAE ドッグスクラブ(場所)センター
2017年1月29日(日曜日)ボランティア養成講座をのぞかせていただきました。
2017年2月1日(水曜日)訪問第1回として、支援制度の広報活動前にお話をうかがいました。
センター担当:木全 

●一宮AAEドッグスクラブの活動
AAE(動物介在教育)という言葉自体、世界共通の用語として認識されたのが2001年(IAHAIO)の事です。北里大学の研究室から誕生した「ひとと動物のかかわり研究会」と各大学の研究発表や勉強会の場であった日本動物介在教育療法学会が2013年に統合し、現在の市民に開かれた学会、ASAET(特定非営利活動法人 動物介在教育・療法学会)となりました。

AAE ドッグズクラブは 5 年前から活動をはじめました。
高齢者施設への訪問、幼稚園での命の授業などを主な活動とし、東海地方で初のボランティア養成講座も開催しました。

【高齢者施設への訪問】
目が不自由な方、寝たきりの方、また胃瘻をされている状態の方など様々な対象者を訪問しています。
リハビリでも動かないような腕を動かして犬をなでようとされる姿に、介助の方が驚かれます。
気難しい方も、犬嫌いな人も、帰り際には寂しがられることが多いです。
表情のない方の顔がほころぶなど、動物には感情を引き出す不思議な力があると感じます。

【幼稚園での命の授業】
年 4 回、幼稚園年長クラスへ教育学習の一環として訪問しています。
色帽子のかぶりわけで、犬がダメな子と大丈夫な子を見分けられるようにしてもらっています。ダメな理由は、犬が怖い、苦手、アレルギーがある、などですが、2 回目以降は大丈夫な子が増えます。
たぶん犬が無茶をしないことや、清潔を心がけていることをわかってもらえるためだと思います。
いのちの大切さや、動物にも感情があり痛みを感じること、人間と同じように生きている存在であるということを、触れ合いを通して伝えています。

【ボランティア養成講座について(人材育成事業)】
学会のAAE専門家養成講座カリキュラムにてボランティア養成講座を開催するのは AAE ドッグスクラブが東海三県で初となります。 参加者は、主婦の方をはじめ、ドッグトレーナー、学生、介護福祉士、会社員、大学の先生などで、 京都や九州からの参加もあります。カリキュラムに沿って行っています。

●一宮AAEドッグスクラブの今後の活動予定や皆さんにお知らせしたいこと
活動犬の発掘も大切な活動のひとつです。年 4 回試験を行いますが、合格するのは年に 1 頭と少ないことも
ありなかなか難しいです。もともとの性質が穏やかで、人が好きだが激情することのない犬が望ましく、現在は 9 頭活動していますが、10 歳ぐらいの高齢犬が多いこともあり、随時募集中。
自分の飼っている犬と取り組みたいというかたもみえます。

●一宮AAEドッグスクラブが活動していく上での課題、最近困っていること
訪問依頼の要望がとても多いですが、スタッフはそれぞれ仕事を持っており、遠方住まいも多いため、月に 2 回対応するのが精いっぱいな状況です。メンバーも、セラピードッグも増やしたい。
または同じような活動をする団体がどこかでたちあがるといいなと思っています。

●一宮AAEドッグスクラブの今後の展望
お金はかかるが、できればボランティア養成講座を毎年開催したいです。

●一宮市市民活動支援センターに対するご意見やご要望
講座では、飛行機の距離から講師に来てもらうため、周辺にホテルが多いことや、 空港からのアクセスがしやすい(名鉄あおなみ線 1 本で来られる)ことはとても便利で良いです。
i ビルは、駐車場からセンターまで段差がなく、大型犬のカートも楽に通れて、移動しやすいです。

●その他
セラピードッグの世話はとても大変。訪問前 24h以内にシャンプー、普段からの歯磨き、肉球の間まで洗うなど常に清潔を保ち、病気や高齢で免疫力が落ちているかたと接しても大丈夫なように人獣共通感染症の保菌動物でない検査も毎年しています。

訪問時には常にサポーターがつき、正しい触れ合いの仕方を指導し、犬の安全も確保しています。
なにかトラブルがあったら大問題なので常に気を遣っています。

動物介在教育とは、動物を教育のツールとして活用し、教育の質及び学習意欲の向上を目的に行われるものと定義されるが、根底の部分にあるのは「ヒューメイン・エデュケーション」=「人の優しさの心を育む」。すべての生き物が平和に生存できる世の中・人と動物双方の生活の質と福祉の向上を目指すものです。
(的場美芳子ASAET)

■一宮AAEドッグスクラブ
http://www.c-sqr.net/c/138aaedogsclub/

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▲ボランティア養成講座の様子
posted by iCASC at 11:07| インタビュー(訪問事業)