令和4年度訪問事業No.270-16
訪問先:ココラポ〜ダウン症児親子のおしゃべり広場〜
2023年2月11日(土曜日)(訪問スタッフ 長尾)
一宮市市民活動支援センター 会議室にて
■ココラポ〜ダウン症児親子のおしゃべり広場〜とは 妊娠中にダウン症の疑いがある、ダウン症児を出産し不安に思ってる親御さんに寄り添い、当事者じゃなければ分からない悩みや情報を共有している団体です。ふらっと寄っておしゃべりするカフェのような感覚でご利用いただけます。市役所等にチラシを配置し、保健師さんやSNS発信でココラポを周知しています。
(いちのみや市民活動情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=577■ダウン症児家族のおしゃべり広場を訪問しました! 一宮市市民活動支援センターのAB 会議室にて、「ダウン症児家族のおしゃべり広場」が開催されました。この日はダウン症児のお子様の指先に刺激を与えること、一緒に参加したきょうだい児も楽しめることを目的としたカレンダー作成も行われました。またICC の取材もあり、会議室の中には、ボランティア「あおいとり」とコラボしたフォトブースを設けられていました。
※ボランティア「あおいとり」とは
ハンディキャップがあるお子さんとその家族を対象とした、出張フォトブースのボランティアをしています。

代表の小島さんにインタビューしました!■団体をはじめたきっかけは? 個人的にダウン症児の親子とSNS で繋がりを持ち、お会いしたりしていました。名古屋市でダウン症児家族の集まりをやっていた友人より一宮市でもやらないかと誘われて、自分も市内で集まりを主催したいと思い、活動をはじめました。
■最近の活動の様子は? ダウン症児親子の情報交換をメインに活動しています。赤ちゃんの通院や療育について、離乳食の開始時期など、参加されたご家族のお子さんの月齢や年齢によって様々なお話しをしています。
■活動の中で印象的だったエピソードは? ダウン症をもつお子さんならではの悩みを話し合う中で、私自身も同じ悩みを抱えていたなと感じることがたくさんあります。ある悩みに対して私が試行錯誤したことや成功体験などをSNSで発信すると、予想もしないほど多くの方から悩みが解決したと報告を受けました。当時は苦労して大変な思いをしましたが、この経験が誰かの役に立てるなんて思いもしませんでしたし、やりがいを感じた瞬間でした。
また、医療ケアが必要なお子さんのご家族から話を聞く機会がありました。ダウン症だけでなく、もっと幅広い知識や情報を得たいと思い、それが他のお子さんを支援する団体と繋がるきっかけになりました。
■活動上の課題や、困りごとは? 資金がない事と、一緒におしゃべり広場へ参加するきょうだい児につまらないと思われないような活動にする事が課題です。ダウン症児家族を対象としていますが、一緒に来るきょうだい児たちにも第三者と話せる居場所にしたいと考えています。そのため無理やり連れてこられてつまらないと思われないよう、ダウン症児ときょうだい児がみんなで一緒に遊べる企画を考えています。
■今後の展望は? もうやいこブースなど、地域のイベントに出てみたいです。
■今後のイベント予定を教えて下さい 英語の先生と知り合う機会があったので、5 月に英語のミニ体験会を企画しています。
■団体を訪問して(スタッフ 長尾) 参加者の皆さんは元気いっぱいで楽しそうに活動に参加されており、不安を抱えて参加された方でもリフレッシュできるような心強い活動だと感じました。
また小島さんがインタビューの中で、一緒に来るきょうだい児も楽しめる、第三の居場所にしたいと話されていたことが印象的で、ダウン症児の家族全員のことを考えて活動されていることが伝わってきました。
ダウン症児のお子さんを持ち、不安を抱えている方にこの活動が届くよう、センタースタッフとして微力ながら応援していきたいです。
posted by iCASC at 11:20|
インタビュー(訪問事業)