令和4年度訪問事業No.262-8
訪問先:いちのみや大学
2022年6月25日(土曜日)(訪問スタッフ 長尾)
一宮市市民活動支援センター 会議室にて
■いちのみや大学とは
いちのみや大学は、毎月1回ほど「一宮」をキーワードにした講座を開催しています。一宮市民が自身で気付いていない一宮の良さに気づき、ここに住んでいることに誇りを持ち、より良くしていこうという意識を持っていただけるような講座を心がけています。
(いちのみや市民活動情報サイトより)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=141■古文書に見る 実録本能寺の変と山崎合戦の事
「古文書に見る 実録本能寺の変と山崎合戦の事」がセンター会議室で開催されました。講師は元一宮市立北方中学校長の田中豊先生、45人の方が参加されました。
古文書(こもんじょ)というと難しそうな印象ですが、冗談を交えつつお話され、会場には笑いがおきていました。また参加者の多くが資料にメモをしながら真剣にお話を聞いているのが印象的でした。


事務局長の日野さんへインタビューしました!
■団体をはじめたきっかけは?
当時「大ナゴヤ大学」がスタートしたことを知り、こんな活動が一宮市にもあったらいいなと思っていました。そんな時、勤めている会社の社長がサポートしてあげるよと背中を押してくださり、社会貢献部のような形で活動を始めました。
※大ナゴヤ大学
https://dai-nagoya.univnet.jp/abouts/index■最近の活動の様子は?
コロナ禍のため、講座を休みにしたり、野外で活動する講座を開催したりしていました。今日の講座は延期になっていた講座で、2年ぶりに開催することができました。
■活動の中で印象的だったエピソードは?
田中豊先生との出会いでしょうか。小椋一葉著「継体天皇とうすずみ桜」という歴史小説を読んで興味を持っていたら、この裏付けとなる「真清探当証」を解読した先生が、一宮の元中学校の先生だとわかり、紹介していただいたことです。田中先生には、運営についてもいろいろとアドバイスをいただきました。今でも歴史講座は一番人気の講座です。多くの方のサポートと、やさしい講師の方々のおかげで、この活動を続けられてきたんだと思います。
■活動上の課題や、困りごとは?
広報がなかなか行き渡らず、難しさを感じています。
今はコロナ禍で安全に活動するためにはどうしたら良いか考えています。
また、参加者の方は年配の方が多いので、メールだけで連絡できないのがもどかしいです。
■今後の展望は?
地元についてほとんど知らない人、もっと知りたい人へ向けて、「地元を知る」をテーマに今後も講座を開催していきたいです。
今年の国際芸術祭「あいち2022」の開催に合わせ、芸術系の講座を強化していきます。またいちのみや大学として「びびびの学校」に協力していきます。
※びびびの学校とは(イベントチラシより)
国際芸術祭あいち2022をきっかけに、国際芸術祭のことや、一宮での現代アートに関する様々な話題について市民が気軽に交流するサードプレイス(居場所)です。月1〜2回のペースで作家や様々なゲストをお招きして開催する予定です。
■今後のイベント予定
一宮の大仏様
日時:2022年8月6日(土)14:00-16:00
場所:眞光禅寺(一宮市大江1-3-5)※駐車場有
参加費:500円
※詳しくはURLをご覧ください
http://138cc.sblo.jp/article/189636256.html■団体を訪問して(スタッフ 長尾)
お話しているとどんどんエピソードが出てきて、とても楽しいインタビューでした。日野さん自身が楽しみながら積極的に活動されているのが、お話した短い時間でも伝わってきました。
今日のイベントにはスタッフとして日野さんのご友人の加藤さんも参加されていました。参加のきっかけを伺うと、退職して時間ができた時に日野さんに声をかけられて参加されるようになったそうです。講座も日野さんがお話を聞きたいと思った方に突撃して依頼しているそうで、日野さんの積極的な姿勢によっていちのみや大学の様々な講座が開催されていることを知りました。
一宮にこんなものがあったんだと感動できる講座を開催されています。気になった講座があればぜひご参加ください!

posted by iCASC at 09:22|
インタビュー(訪問事業)