令和3年度訪問事業No.253-17
訪問先:特定非営利活動法人C,A,ワークス
2022年2月13日(日曜日)(訪問スタッフ:星野)
本町スタジオにて
(1) 団体をはじめたきっかけは?
元々高校教師として演劇を通じた教育指導を全国でおこなっていた兵藤さん(代表)が、地元の刈谷市や半田市、大府市や豊田市あたりで、地域におけるコミュニケーション不足や生涯学習へのニーズに対応し、良質かつ安価で魅力的な学習講座やイベントを企画運営し、人が生涯にわたり文化的な生活を送るための基盤を作り、活力や人間味あふれる地域社会実現を目的として2013年3月に法人化され、特定非営利活動法人C,A,ワークスとなりました。
(2) 最近の活動の様子は?
昨年9月5日に、C,A,ワークス一宮スタジオをオープンしました。高校生たちが主体となって手作りしました。緊急事態宣言中ということで関係者のみの内覧会という形でオープニングイベントを開催しました。一宮スタジオはワークショップや講座が開ける地下1階の「スクエア」と、照明・音響・防音設備を備え、演劇・舞踏・音楽の練習や発表会にも対応した3階の「シアター」の2つの会場があります。練習のほかにも多目的に利用してもらえます。また一宮スタジオの「友の会」も立ち上げました。
若いお母さんからお年寄りまで色々な人が集う「観る演る創る、一宮スタジオ」がモットーです。
(3) 活動の中で印象的だったエピソードは?
一宮スタジオの入口にある「本町サンプラザボックスショップ」へ箱を出店している人たちと交流し、演劇にも少しずつ興味を持ってもらうようになっています。他方、スタジオのある本町商店街はやはりシャッターが目立ち、思っていたより寂しい状態です。
(4) 活動上の課題や、困りごとは?
商店街の活性化に少しでも力になれればと思っています。大変なミッションを背負ったと日が経つにつれ実感します。
(5) 今後の展望は?
演劇(劇場)を、スポーツジムのように気軽に通い参加できる場、「演劇版トレーニングジム」を5月より開講します。
「AG stars」という、シニアが中心の演劇団体は好評で、たくさんの方が参加してくださっています。4月からの第2期の募集もしているところです。
毎週「朗読カフェ」もやっています。若いお母さん対象の会もやっていきます。
トリエンナーレも積極的に関わっていきます。岡崎でのトリエンナーレのこともよく知っていますから。
(6) 支援センターに対するご意見やご要望 ・今後のイベントの予定
広報の協力をお願いします。私たちは一宮での活動が増えたのは最近なので、色々な人に活動を知ってもらいたいです。
「朗読カフェ」のほか、素人で劇団「ペンデュラム」の立ち上げ、大阪や金沢の演劇人との交流など、ここ一宮スタジオから様々な発信をしていくつもりです。
*団体を訪問して(スタッフ:星野)
一宮での活動を始めてまだ一年経っていないC,A,ワークスですが、学生への演劇指導や各地の市民演劇文化への貢献では業績も評価も高い団体です。演劇を身近なものとし、多くの人が楽しく集うようになって、一宮スタジオで演劇を通じた様々な交流が進めば素敵だなと思いました。

2021年6月27日、整備中の一宮スタジオ「スクエア」で体験ワークショップに支援センタースタッフも参加

2022年2月13日、イベント終了後のミーティングへアウトリーチ(訪問)
posted by iCASC at 09:54|
インタビュー(訪問事業)