R2年度訪問事業No.230-12
訪問先 一宮アレルギっ子サークルくれよん
2021年2月22日(月曜日)(訪問スタッフ:長尾)
<一宮アレルギっ子サークルくれよんの定例会へ訪問しました!>
■団体について
アレルギー児を育てる保護者、またはアレルギー児が身のまわりにいる職種(栄養士、看護師、保育士)の方がアレルギーの知識の共有をしたり、悩みを打ち明けることで、アレルギーに対する偏見をなくし、住み良い生活を目指しています。
(いちのみや市民活動情報サイトより)
一宮アレルギっ子サークルくれよん
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=121■定例会の様子
一宮市市民活動支援センター内の会議室で定例会がありました。この日はNPO法人アレルギー支援ネットワークの中西さんをゲストにお呼びし、アレルギー児を持つ参加者の13人で、換気をしながらの開催となりました。
まず災害時に食べるアレルゲン(特定原材料27品目)の入っていないクリームシチューやクッキー等の非常食の紹介から始まりました。非常食は会の終わりに参加者に配られ、家で実際に食べてみてくださいとお話がありました。
次に参加者が順番に最近のお子さんのアレルギーについて近況報告を行いました。一人しゃべるごとに中西さんが明るくアドバイスをしているのが印象的でした。
その後お互いの話を聞いて気になっていることの質問をしたり、講座の情報を共有したりして、堅苦しさのない和気あいあいとした会でした。
※NPO法人アレルギー支援ネットワークとは
自らアレルギーなどの疾患を持ちながらも「アレルギー患者や会への支援」で相互に助け合い、医療関係機関や自治体・企業などとアレルギー問題の解決のために協働・連携する事業活動を行い、様々な人々とのネットワークを広げていきます。(NPO法人アレルギー支援ネットワークのウェブサイトより)
https://alle-net.com/※アレルギっ子サークルくれよんは、NPO法人アレルギー支援ネットワークの会員です。


↑紹介されたアレルゲン(特定原材料27品目)の入っていない非常食
<代表の大西さんにお話を伺いました!>
■普段の活動について
毎月一回、定例会をメインに活動しています。LINEグループもあり、約70人のメンバーが参加しています。
また防災のためのアレルギー対応をした食料の備蓄の呼び掛けもしています。食料の備蓄は大体2週間分いると言われています。
■今後の予定
定例会を毎月第4月曜日、10時〜12時に開催しています。場所は療育サポートプラザ「チャイブ」です。
次回は4月26日(月)に開催予定です。一人で悩まず、ぜひ相談しにきてくださいね。
■今後の展望
コロナ禍が落ち着いたら、アレルギっ子が楽しめるような大きなイベントを開催したいです。その中で特に防災について取り上げ、アレルギー対応の食料の備蓄や家具の固定を呼び掛けたいと考えています。アレルギーのある子どもは避難所での生活が難しいことがあります。家具の固定をすすめて、災害があっても家で過ごせるように準備を促していきたいです。
■団体を訪問して(スタッフ:長尾)
定例会に参加しお話を聞いているだけでしたが、アレルギーについて新しく知ったことがたくさんあり、自分の中でも新しい視点が増えました。
アレルギー児の保護者の方は、毎日の学校の給食や学校行事など、先生と相談しなければならないことがたくさんあり不安も多いと思います。定例会に参加すると先輩保護者のお話が聞けるので、とても心強いと感じました。また参加者の近況報告を聞いたアレルギー支援ネットワークの中西さんが、不安に思っている部分についてカラッと明るく大丈夫!とコメントをしてくださっていて、話をした参加者も前向きになれる会だと感じました。
一人で抱えるには重たい事も、同じ立場の人と話せると軽くなると思います。アレルギーについて悩みを抱えている方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
(スタッフ:長尾)
posted by iCASC at 14:41|
インタビュー(訪問事業)