令和2年度訪問事業No.234-17
訪問先 つなハピ
2021年2月28日(日曜日)一宮地域文化広場
子育ての心配は尽きない
還暦を過ぎており、子育ては卒業したと思っていましたが、成人になっても心配することばかりです。子育てに卒業なんてないのかもしれませんね。

つなハピは「つながり合ってハッピーになろう」を合言葉に、子ども、親、教師が、さまざまな活動を通じて、楽しみながら教育や子育てについて学び合う団体です。
情報サイトはこちら▼
https://www.138npo.org/info/group/index.php?group_id=87
2月13日(土)に一宮市社会福祉協議会大和事務所で開催された例会はつどい実行委員会として打ち合わせを行いますが、最初に参加メンバー全員が活動報告をします。参加者は高校生、子育て中の親、現職やOBの教員などさまざまです。会議でのキーワードは「共感する」です。

2月28日(日)、しっかりと打ち合わせて始まった「一宮子どもと教育を語るつどい」
スタッフはマスクにフェイスガードで対策し、来場者には検温と手指消毒をしてもらっています。

開会前の舞台上には軽快な音楽が流れていました。
最初に、小中学校の現職教員から報告がありました。名古屋市内の小学校で行われている、対話的コミュニケーションを大切にして少人数のグループで行う“学び合い”が紹介されましたが、いろいろと工夫しながら取り組んでいる姿勢は素晴らしいものでした。

いよいよ土佐いく子さんの講演です。
“世話焼きな大阪のおばちゃん”の上沼恵美子さんを思わせるような軽快な“しゃべくり”で、ときに笑わされ、ときに涙が出ました。

大阪市内の小学校での教員生活の経験をもとに、子育てについて話されました。
● うまくいっているような子育てでも悩みがある
● 情報に振り回されるとしんどくなる
● 親や先生が困るときは、子どもも困っている。なぜ子どもの本当の姿が見えないのか
● 親や教師が強いと、子どもは自分を押し殺して、良い子を演じる
● 手抜きの子育ては必ずしっぺ返しが来る
● コロナ禍でいつもとはちがう生活を送っているが、子どもは前を向いている
どの言葉も心に強く響きました。

コロナ禍で何かと制約が多い生活を送っている子どもたちですが、将来必ずこの経験を活かしてくれると信じることができました。
緊急事態宣言下で感染防止対策をしながらのむずかしい時期での開催でした。「集まらないのではないかという不安があった」(徳田代表)ということですが、100人位の方が集まりました。
多くの方が集まる年に1回のつどいです。スタッフの皆さんは大変なことも多いでしょうが、これからも続けていただきたいですし、多くの方に聞いていただきたいなと思います。
(スタッフ:宇佐美)
posted by iCASC at 15:22|
インタビュー(訪問事業)