令和元年度訪問事業No.208-14
訪問先 一宮オクトーバーフェスト(シビックテラス)
2019年10月6日(日曜日)センター担当者 安田
■一宮オクトーバーフェストとは
当地域の経済的循環は乏しくなって久しい。一宮の地域資源でもある地ビールを活用し、また地域内外の飲食文化を一宮に集約し、飲食に関する知識を深め、その過程を通じて地域活性化を図ることを目的としています。
一宮オクトーバーフェストは1999年から一宮七夕まつりで開催されてきたイベントでした。
2014年10月から毎年秋に、i-ビルシビックテラス・オープンギャラリーで「クラフトビアパーティ in 尾張一宮駅前ビル」を開催してきました。クラフトビアパーティ in 尾張一宮駅前ビルは毎年一日あたり千人規模の来場者を広域から迎えています。
■「クラフトビアパーティ in 尾張一宮駅前ビルY」
一宮オクトーバーフェスト実行委員会が主催する事業です。2019年は6年目の開催となり、10月5日(土)と6日(日)両日の正午から20時まで尾張一宮駅前ビル(i-ビル)3階シビックテラスで行われました。一宮の地ビール工場でつくられたクラフトビールなど飲食を楽しめるイベントです。
■代表の星野さんにお話を伺いました。
6年目を迎えて定着もしてきました。飲食物を通した「文化」が少しずつ育ってきたようです。クラフト・地域・田舎を大切にする時代にもなってきているので、色々な地域の飲食物が一宮駅に集まることで、面白いと思っていただき、楽しんでいただけたらと思います。


■2019年のボランティア参加者について
2日間を通して、今日はじめて参加した方や継続してボランティアを行っている方など、約50名の方が参加されたとのことです。ボランティアの方4名にインタビューを行いました。


■初めてボランティアに参加された方2名
<なかゆきさん>
1日目にお客さんとして会場にいました。その際、チラシにあるボランティア募集を見て、明日参加しよう!と思い、2日目に参加しました。ボランティアの経験は初めてで、このような立派なイベント「ビアフェス」で初めてボランティアができて、うれしいですし、楽しいです。そして、お客様に喜んでもらえたことがもっとうれしかったです。
<atsushiさん>
一宮在住だったのですがアメリカに5年住んでいて、昨年一宮へ戻ってきました。ボランティアは、アメリカ在住時にはじめて参加し、ワインフェスやバーボンフェスなどでのボランティア経験があります。
このイベントのボランティア募集は、Facebookページで知り、参加してみようと思いました。知らない方ばかりですが、ボランティア同士で普通に会話できますので安心して参加しています。役割分担などにこだわらず色々と自分が思うことをお手伝いできますし、自由に飲食できるところがいいと思います。
■4年継続してボランティアに参加している2名の方
<佐合さん>
何かイベントを行えば、人は集まると思っていますが、クラフトビアパーティーでは、本当に多くのお酒が好きな方々が毎年集まってくださっています。
テーマの「ビールが好き!クラフトが好き!」ということが肝だと思っていて、興味ある人は遠方からでも足を運んでくれることを実感していて、毎年来て下さるリピーターの方や新しいお顔も見ることができてうれしいです。
ボランティアに参加する方々に関しては、何も言わなくても自分ができることを見つけて、業務を覚えてくれています。ビールを味わってもらうことが大切ですので、休憩しながらボランティアに参加してもらえることが一番だと思っています。<稲川さん>
出店の配置に関して、お客様が購入しやすいよう、また出店者の方も平等に出店ができるようにと思っていたので、今年はとても配置が良い気がしました。
今年は、ラグビーワールドカップのパブリックビューイングイベントでお酒好きな方が集まっているところに、チラシをPRできたことも非常によくて、効果があったと思います。
星野さんの人柄もあり、たくさんの方がいらっしゃいます。新しい人も参加しやすいので、どんどんボランティアに参加してもらって、一宮が賑やかになるといいなと思います。
■インタビューして
クラフトビールという言葉も世間に浸透し、全国各地でイベントなどが開催されるようになりました。
杜の宮市など多種多様なイベントを開催されているNPO法人志民連いちのみやの星野さん。このイベントでは、手づくりした飲み物や食べ物を提供するという食のこだわりが感じられます。
6年目の開催とのことですが、「一宮だいだいフェスタ大集合」とも連携し、秋の美味しいイベントとして定着してきた様子がうかがえます。
20代〜60代まで幅広い年齢層が飲食を楽しまれており、また一宮をはじめ近隣の地域で活動する演奏者が様々なジャンルの音楽を披露して会場を盛り上げていました。
今回、ボランティアにインタビューすることで、みなさんのボランティアに対する関わり方も様々であることがわかりました。コアなボランティアメンバーからのお話では、運営や今後の展開などについて考えを話されて、イベントへの熱い想いを感じました。
posted by iCASC at 18:26|
インタビュー(訪問事業)