H29年度訪問事業No.170
訪問先 一宮はつらつ農業塾生の集い総会
2018年1月27日(土曜日)訪問第1回
●一宮はつらつ農業塾生の集い
市が開催する「一宮はつらつ農業塾」の卒業生を中心に「集い」(同窓会)を作り、会員相互の親睦と情報交換を通して会員の農業活動(栽培〜販売)を支援し、はつらつ農業塾の発展と、一宮市都市近郊型農業の発展に寄与しています。
会員の知識・技術向上と会員相互の連携・親睦を図るために年1回の総会やIT技術の活用による会員間の情報共有を進めるなどしつつ、会員が共同で行う農業活動について連携を深めています。
(いちのみや市民活動情報サイト)
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=220●第7回総会におうかがいしました。
2018年1月27日(土)JA愛知西本店3Fホールで、一宮はつらつ農業塾生、JAや一宮市の関係者なども含めて165名が集まり総会が行われました。
来賓や事務局の挨拶のあと、テーマ別分科会「朝市」「アグリサロン(農業技術質問塾)」「保育園の野菜作り支援」のメンバーから活動報告があり、自然を相手にする悩みや厳しさ、安心安全な野菜を収穫し販売するうれしさ、子どもたちへ農業を教える楽しさ、また仲間と過ごす充実した日々の様子が伝えられました。
その後、鈴鹿市で農業組合法人を営まれる近藤けいこさんの講演がありました。
嫁いだ先は農家、ご主人はサラリーマンで農業に関してはノータッチ。30年子育てをしながら義父母と農業を営み、子どもの独立を機に近藤ファーム野菜部門を立ち上げました。当初は新しいことをするたびに周囲から様々なことを言われることが多々あったそうです。
現在は屋号を「近藤けいこNatural Vegetable」と変更。自然農法により女性だけで経営し、レストランやホテルへの納入や、インターネット販売をしながら、2018年の売上が約3,000万円になり10年前の10倍に成長したとのこと。近藤さんの畑へは有名シェフも訪れるそう。平成27年度農業の未来をつくる女性活躍経営体100選にも選ばれ、マスコミに取り上げられるなどご活躍される女性です。
嫁ぎ先、農業を躍進させる女性の力強さや潔さには感銘をうけ、講演後の皆さんからの質問に淡々と答える姿には軽快さや頼もしさも感じました。
●取材して
はつらつ農業塾は2008年(平成20年)8月からはじまり、これまでに1期から10期生約480名在籍。
畑仕事はシニアの方が携わるイメージが強かったのですが、若年層も多くなり、中には生産が滞った放棄農地を復活させた方もいらっしゃいました。
市民のほか、JA、一宮市、保育園などが協力し、最近はのわみ相談所のフードドライブに野菜を提供するなど、新しい事業も増え様々な連携をしています。
オーガニックなものを購入したり、家庭菜園などで安心安全なものをつくるなどして「食」の関心が高まっています。
入塾に関してご興味がある方はご参考にしてください。
http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/shisei/keizai/1010565/1017122/1002653.html●様々な場所で、集い生の野菜を購入することができます。
・モンタボー朝市(富士)
・JA愛知西一宮支店朝市(西島)
・島村朝市クラブ(葉栗)
・バロー駅西店(神山)
・つくる。八百屋(木曽川)
・おでかけマルシェ(森本)など
【お問合せ】
一宮はつらつ農業塾生の集い事務局0586-73-4738 (木村)

posted by iCASC at 09:51|
インタビュー(訪問事業)